当院では1時間たっぷりかけて世界レベルのメインテナンスを行います。10年間で失う歯の数は、世界平均では2本（95%CI; 1.3-2.6 2017年データ）ですが、当院では0.83本と半分以下を誇っています。歯科衛生士は担当制で、毎回「お変わりがないか」目を光らせています。経験豊富な歯科衛生士ばかりですので、なんでもお口の中の相談をしてください。まずは担当歯科衛生士が全体的に検査を行い、最後は歯科医師による最終チェックを行います。日頃のお手入れの確認に加え、お手入れが行き届かないところを中心に歯石やプラーク、着色を除去します。特にプラークは細菌の塊で、歯周病や虫歯の原因となりますので、歯科衛生士の腕の見せ所。最新の器材を用いたプロフェッショナル・クリーニングで徹底的に除去していきます。

医療には信頼関係が欠かせません。そして安心して治療を受けていただくことと、安全で確実な治療を提供することはどちらが欠けても医療とは言えません。患者さんとのコミュニケーションのための扉を常に開きながら、日々の研鑽を積み重ねて医療人としての矜持を持てるよう努めてまいります。最新のエビデンスを入手する努力とともに、患者さんが話をしやすい環境整備にも力を注いでいく所存です。

人生の最後の最後まで食を楽しみたいものです。そのためには「歯」や「歯を支える組織（歯周組織）」の健康が要です。「歯」を痛める虫歯の予防や「歯を支える組織」を痛める歯周病の予防に加え、虫歯治療や歯周病治療のあとの再発予防、進行予防も欠かせません。なぜなら虫歯や歯周病に一度なった人は再発リスクが高いからです。歯とそれを支える組織の健康維持のために、当院スタッフ一丸となってサポートさせていただきます。

診療用器材と滅菌用器材を刷新しました。チェア1台増設（モリタ社soaric）し、タービンとエンジンも従来通りKaVo製（ドイツ）を増やしました。サイドモニターは2台ずつにして、X線写真と歯周病検査結果を同時に見ることができます。エア・ポリッシャーとしてE-pick（松風）2台、Air Flow（EMS）1台導入し、メインテナンス用チェア全てに装備しました。高圧洗浄機は国際規格（ISO15883）に準拠したMiele Jet Washerで、歯科用器具を確実に洗浄・消毒します。また高圧蒸気滅菌機はヨーロッパ規格EN13060の最高基準「クラスB」のLISAで、隅々まで完全滅菌します。

全身疾患をお持ちの患者さんやたくさんの薬を飲まれている患者さんは、麻酔などの治療ストレスの影響で思わぬ医療事故につながることがあります。それを未然に防ぐため、リスクの高い患者さんは大阪大学歯学部付属病院などにご紹介することがあります。治療後のメインテナンスや義歯作製のようなリスクの低い治療に関しては、引き続き当院にてフォローアップさせていただきます。

保険治療や歯ブラシなどの購入に関しては、お支払いにPayPayをご利用いただけるようになりました。また自費治療のお支払いに関しては、各種クレジットカードをご利用いただけます。ただし、一括払いのみとさせていただき、保険治療の支払いにはクレジットカードは使えません。